写真も撮りたくなる!しっとりナチュラルな、チーズ&ハロウィン | 盛り付けデザインの世界

実りの秋。収穫に感謝する気持ちとともに、チーズを楽しみたい季節です。

一方、すっかり秋のイベントとしておなじみになったハロウィンは、もともとは、古代ケルト人が起源と考えられている宗教的な意味合いのある行事でした。

日本では秋の行事として定着してきましたが「仮装をして街に繰り出したり、騒いだりするのはちょっと・・・」という方も。

そこで、日常の暮らしのなかで、旬の食材やお気に入りの食器やアイテムとチーズを組み合わせて、しっとりと“マチュアな(成熟した)”ディスプレイを楽しんでみませんか?

写真映えもする「盛り付けデザインの世界」。今回は、自然派なハロウィンをテーマにお届けします。

 

今回のチーズは3種

ハロウィンらしい要素って何かな?と考えつつ、もちろん自分が好きなチーズをセレクトするとよいと思います。

今回の撮影では、フルム・ド・モンブリゾン(正面手前)、ラングル(左手奥)、ルブロッション・ド・サヴォワ(右手奥)というフランスの牛乳製チーズで、バラエティに富んだものを用意しました。

少しオレンジがかった色合いのフルム・ド・モンブリゾン。その青カビの模様が、少しおどろおどろしいハロウィンの雰囲気を醸し出してくれます。大理石模様のように細かく生えている青カビのチーズは、デザインの要素としても重要な効果を発揮するのでおすすめです。

「ハロウィン」の代表的なイメージカラーはオレンジ色なので、表皮がオレンジがかったウォッシュタイプのチーズもおすすめ。ラングルは表面にシワがよっているので、ディスプレイに変化を生むことができます。

ルブロッション・ド・サヴォワは、熟成状態にもよりますが、常温に置いておくと、とろ〜りと生地が流れ出すことも。時間とともに「ハロウィン」の世界に近づいていくかもしれません。

 

ゴシックホラーのエッセンスを、ちょっぴりプラス

ハロウィンのアイテムとして、やはりカボチャは欠かせません。ただ、定番の「ジャック・オー・ランタン」のように顔をくりぬいたりしない方が、ナチュラルで、より“マチュア”な感じが出ます。

その他に、食用ほおずきや、紫やオレンジなどの色が付いたトウモロコシもおすすめ。葉っぱも乾燥して、少し枯れた感じであれば、グッとハロウィンらしさが出ます。ファーマーズマーケットや市場に出かけて、あれこれ探すのも楽しい時間です。


styling+photography by Tokiko Iino (C)CNIEL

また、今回はオニアザミのトゲトゲとした枯れ草を周りに添え、雰囲気を醸し出してみました。秋の散歩がてら、ススキや枯れ草を探しに行ってみるのもいいですね。ドライフラワーを使っても良いと思います。

小物は、少し古びた、ヴィンテージ感のあるフォークやナイフを添えると、全体が引き締まります。シルバーが入るとデザインにメリハリが出ますし、チーズや食材に刺したりしてみると、ハロウィンの世界に近づいていきます。

皿は、自分のお気に入りのものを使って挑戦していただければ良いのですが、質感がありながらも、無地で光沢のない皿がおすすめです。あとは、木製の皿など手作り感のあるものを。上級者は、漆器などを使っても面白いものができるかと思います。


styling+photography by Tokiko Iino (C)CNIEL

チーズをカットして断面を見せるように配置し、グッと寄った構図で写真を撮れば、さらにチーズが主役として引き立ちます。

SNSでも映える写真撮影もできますし、気の置けない仲間とのワイン会やお客様をお迎えする大人のホームパーティーにぴったりのおもてなしにもなりますね。

 

クロスで、遊ぶ

野菜や皿だけでなく、クロス(布)で、盛り付けを楽しむこともできます。

カボチャのプリント柄のクロスを使い、あえてカボチャは置かずに盛り付けをデザイン。先ほどのアンティークなフォークの代わりに、今回はチーズのカット用の道具などを添えてみました。「秋のピクニック風ハロウィン」といった感じでしょうか。


styling+photography by Tokiko Iino (C)CNIEL

深まりゆく秋を感じながら楽しむ、ハロウィン&チーズの“盛り付けデザイン”。

身の回りにあるものに改めて目を向け、また行楽で訪れた土地の道の駅やマルシェで見つけたものを、チーズと一緒に家で盛り付けて、おもてなしや写真撮影を楽しむ・・・新たな学びや思わぬ発見もあるかもしれません。

 

yurika-oowada
飯野登起子(いいの ときこ)
盛り付けデザイナー。自由大学(おうちパーティー学、おいしい盛り付け学、おいしい写真を撮ろう)、尾道自由大学(盛り付けデザイン学)教授。企業、店舗、窯元、展示会などでのフードの盛り付けデザインやディスプレイを手がける。
https://www.facebook.com/TokikogreenRoom
https://www.instagram.com/tokikogreenroom/

 
text by 佐野嘉彦(CHEESE Media 編集長)

information sources from Cniel(フランス全国酪農経済センター)/EU(ヨーロッパ連合)

 

チーズを魅せる!フードフォトにストーリーを | 盛り付けデザインの世界

 

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