噛むとジューシーでシコシコとした食感、加熱するとびよーんと伸びる、モッツァレラ。
製造工程では、「カード」と呼ばれる生地を練って、丸くてぷるんとした形にするのがとても重要なポイントになります。
※モッツァレラの詳しい製法については、こちら
「自分で練ってみたことがある!」という方はまだまだ少ないはず。知って、体験すると、食べる楽しみも倍増。
まずは、2016年7月に行われた「モッツァレラの練りたて体験イベント」の模様をお伝えします。
まずはデモンストレーションから
どのようにモッツァレラは作られるのか。まずは大まかな製法についてのレクチャーが行われます。それに続き、デモンストレーションがスタート。この日の体験イベントのデモンストレーションは、CHEESE STAND代表の藤川が担当しました。
これがカード(凝固乳)。乳酸菌や凝乳酵素の力を借りてミルクが固まったもので、木綿豆腐のような感じです。
カードをちぎって、細かくしていきます。この後に、お湯を入れてこのカードを溶かしていくのですが、塊のままだとうまく溶けないのです。
約85℃のお湯を注いで・・・
円を描くように混ぜていくと、細かくなっていたカードが溶け、それを練っていくと、今度はつきたての餅のようになっていきます。
こんなに伸びるので、ここはみんな写真を取りたくなる工程!こうして伸ばすことで、繊維状の組織ができて、あのシコシコっとした食感が生まれます。
人差し指と親指を上手に使って丸く絞り出すように成型。てるてる坊主のようなモッツァレラの誕生に「おお〜」と声が上がります。
「丸く形づくられたら、それを捻るようにして引きちぎってください。この“引きちぎる”ことをイタリア語で“モッツァーレ”と言います。これがモッツァレラの語源になっているんですよ。」
そう説明すると、この成型のデモンストレーションに合わせて、また声が上がります。
「モッツァーレ!」「モッツァーレ!」
一人ひとり、チャレンジ。そして「モッツァーレ!」
いよいよ、実践です。一人ひとり、手袋を装着し、ワクワクモードが高まります。
上手に「モッツァーレ」できるよう、次に、キッチンペーパーを生地に見立てて、まずは成型の練習です。大切なのは、成功をイメージすることかもしれません。
デモンストレーションでみたように、カードを細かく。
「豆腐の白和えを作ってるみたい」「思ったより固くない?」「子供の頃の粘土遊びを思い出すなぁ」・・・みなさん楽しそうです。
ヘラの代わりに大きめのスプーンを使って、練っていきますが、加減が分かりません。
「もう少し手早く」「もっとまとめあげるように」「あ、いいですよ、上手ですね」
職人、藤川のアドバイスもあって、どんどんと生地が練られていきます。
紙での練習を思い出し、生地をぷるんと成型。そしてお決まりの「モッツァーレ!」へ。
最後は、美味しく食べて、楽しもう。
イベントでは、自分で練って作ったモッツァレラをまずはそのまま一口。さらに、塩こしょうとオリーブオイルをかけて味わいます。
イベントは貸切で行われますので、この後はパーティータイムに。
お手製のモッツァレラは早々に食べてしまい、CHEESE STANDのフレッシュチーズを使った料理とワインで、美味しく、楽しい“チーズな夜”は更けていったのでした。
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モッツァレラ練り未体験の方、CHEESE STANDでは、これからも随時企画していきますので、ぜひ一度一緒に「モッツァーレ!」しましょう。
※イベント情報は、公式FacebookページやTwitterアカウントで更新中。このCHEESE Mediaでもお伝えしています。
家でも手軽に、モッツァーレ!
ぷるん、つるんとしたモッツァレラを、家庭でも手軽につくることができます。少し温かいモッツァレラはまた格別の味わいです。
親子で楽しく、パーティーで仲間と一緒に、はたまた、一人でじっくりチーズ探求・・・《Make Mozzarella(メイクモッツァレラ)》があれば、家でも手軽に、モッツァーレ!できます。
モッツァレラのつくり方を動画(ムービー)でcheck!
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- 真っ白でぷるん、つるん。練りたてのほんのり温かいモッツァレラは格別の味わい。
- 家で、自分で、モッツァレラづくりを。CHEESE STAND各店でもお求めいただけます。
http://fcd.cheese-stand.com/