季節のイベント・行事でCHEESE STANDの商品とを使っていただくための料理アイディア集です。今回は、ジメジメと蒸し暑い梅雨の季節でも楽しめるようにCHEESE STANDの商品を使って、食卓だけでなく、お弁当や外で楽しんでもらえるレシピを5つ紹介します。

目次
梅雨の起源と伝統から現代への歩み
梅雨の語源には諸説ありますが、中国から伝わった言葉が由来とされています。
梅の実が熟す時期の雨であることから「梅雨」と書く説や、カビが生えやすい時期の雨という意味の「潰ゆ(つゆ)」から転じたという説などがあり、いずれも日本の初夏から本格的な夏への移行期を象徴する言葉として、古くから日本人に親しまれてきました。
5月下旬から7月中旬にかけて日本列島にぐずついた天気をもたらすこの時期は、米作りに不可欠な恵みの雨をもたらす一方で、湿度が高く食中毒や疫病が流行しやすい時期でもありました。
そのため、古くから民間では「病を払い、無病息災を祈る」ための様々な伝統行事や習わしが伝承されてきました。特に6月30日に行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年の間に溜まった穢れを落とし、残りの半年の健康を祈る大切な節目として現代にも色濃く受け継がれています。
食に関する行事内容としては、この時期の邪気を払うために、小豆を使った和菓子「水無月(みなづき)」を食べる風習が京都を中心に定着しました。氷を模した三角の外郎(ういろう)に、魔除けの意味を持つ赤い小豆を乗せたこのお菓子は、暑さを乗り切るための先人の知恵が詰まった代表的な行事食です。
また、この時期に収穫される「梅」を使った梅仕事や、邪気を払うとされる「紫蘇(しそ)」や「山椒」といった和のハーブを料理に取り入れる文化も、梅雨を健やかに乗り切るための食の知恵として家庭内で連綿と受け継がれてきました。
現代において、梅雨の伝統行事や食文化は「季節を丁寧に暮らすセルフケア」として再定義され、新たなトレンドを生み出しています。
おうち時間を豊かにするコンテンツとして「梅仕事」がSNSを中心に若い世代で大ブームとなり、自家製の梅シロップや梅酒の写真を共有することが初夏の風物詩となりました。また、ジメジメとした不快感を吹き飛ばすために、和のハーブやスパイスを効かせた清涼感のあるモダンな料理や、伝統的な「夏越の祓」に合わせた新しい行事食の提案などが、洗練された現代のライフスタイルに溶け込んでいます。
梅雨にちなんだ食文化
梅雨の時期は、高い湿度を乗り切り、本格的な夏を迎えるための体調管理として、古くから邪気を払う食材やこの時期ならではの恵みを味わう豊かな食文化が育まれてきました。現代にも通じる5つの食文化を紹介します。
無病息災を願う伝統銘菓「水無月」
6月30日の「夏越の祓」に食べられる京都発祥の和菓子です。氷を模した三角形の白いういろうの上に、厄除けの意を持つ赤い小豆が敷き詰められており、半年の穢れを払い残りの半年の健康を祈って食されます。
初夏の恵みを丁寧に仕込む「梅仕事」
梅雨の時期に旬を迎える梅の実を使い、梅干しや梅シロップ、梅酒などを仕込む手仕事です。梅に含まれるクエン酸でジメジメした季節を健やかに乗り切る、日本のアクティビティとして現代でも親しまれています。
邪気を払い食欲をそそる「紫蘇・山椒」
湿気が多く食材が傷みやすい梅雨時に、高い抗菌作用を持つ紫蘇や山椒などの和ハーブを合わせる文化です。爽やかな香りが食欲を刺激し、どんよりしがちな心と体をすっきりとリフレッシュさせてくれます。
恵みの雨を喜ぶ「入梅いわし」
梅雨の時期(入梅)に水揚げされるマイワシは、産卵を控えて一年の中で最も脂が乗り、丸々と肥えて美味しくなります。「梅雨いわし」とも呼ばれ、この時期にしか味わえない格別な初夏の海の恵みです。
暑気払いとして親しまれる「麦茶・甘酒」
本格的な夏の到来を前に、体を労わる飲み物です。ミネラル豊富な麦茶で水分を補給し、江戸時代から「飲む点滴」として夏バテ予防に重宝されてきた甘酒を飲むことで、梅雨の体調管理を行ってきました。
梅雨の時期を楽しむCHEESE STANDのチーズを使った5つのレシピ

さけるモッツァレラと大葉・ちりめんじゃこの和風カプレーゼ
シコシコとした小気味よい食感とミルクのジューシー感が魅力の「さけるモッツァレラ」に、梅雨時の邪気を払う大葉の爽やかな香りを合わせた、極めてシンプルな和風カプレーゼ。ちりめんじゃこのうま味と塩気がチーズの甘味を引き立てます。
作り方
① さけるモッツァレラ〈プレーン〉は、一口大の食べやすい大きさに手でさいて皿に盛る。
② 大葉は細切りにし、ちりめんじゃこはフライパンで油をひかずにカリカリになるまで炒める。
③ チーズの上に大葉とじゃこをこんもりと乗せ、醤油とごま油を少しずつ回しかける。

カチョカヴァロのカリカリ焼き、自家製梅ジャム添え
クリーミーで濃厚なコクを持つ「カチョカヴァロ」を香ばしく焼き、梅雨の定番である「梅仕事」で作った甘酸っぱい梅ジャムを添えた一皿。白カビのまろやかな塩気と、梅の目の覚めるような酸味が口の中で溶け合います。
作り方
① カチョカヴァロを食べやすい厚さにスライスし、テフロン加工のフライパンに並べる。
② 油をひかずに中火で熱し、両面に香ばしい焼き色がつくまでサッと短時間で焼き上げる。
③ 焼き上がったカチョカヴァロを皿に盛り、上から自家製の梅ジャム(または梅シロップの梅)を添える。

新ごぼうとささみのピリ辛山椒和え、出来たてリコッタ添え
梅雨時に柔らかく育つ「新ごぼう」の風味と、邪気を払うスパイス「粉山椒」を効かせた大人の和え物。「出来たてリコッタ」のふんわりとした上品なミルクの甘味が、山椒のピリッとした刺激を優しく包み込み、奥深い味わいに仕上げます。
作り方
① 新ごぼうは千切りにしてサッと茹で、茹でた鶏ささみは細かく手で割いておく。
② ボウルに醤油、みりん、ごま油、粉山椒を混ぜ合わせ、新ごぼうとささみを加えてよく和える。
③ 皿に盛り付け、その上に出来たてリコッタをスプーンでふんわりと贅沢にトッピングする。

入梅いわしと実山椒の香ばしソテー、出来たてモッツァレラとバジル風味
この時期に最も脂が乗る「入梅いわし」を、爽やかな「実山椒」やハーブと一緒にソテーした一品。ジューシーな「出来たてモッツァレラ」の綺麗なミルク感が、いわしの強い旨味とバジルの清涼感に驚くほどマッチします。
作り方
① いわしは三枚におろし、塩をふって小麦粉を薄くまぶし、実山椒と一緒にオイルで香ばしく焼く。
② いわしが焼き上がったら火を止め、ひと口大にちぎった出来たてモッツァレラをフライパンに加える。
③ チーズが余熱で少しとろけたら、ちぎったフレッシュバジルを加えてサッと全体を合わせる。

丸なすと生ハムの重ね焼き、東京ブッラータ包み
初夏から梅雨にかけて美味しくなる丸なすをジューシーに焼き、生ハムと合わせたリッチな一皿。中央の「東京ブッラータ」にナイフを入れると、溢れ出る濃厚な生クリームがなすの甘味と生ハムの塩気を包み込みます。
作り方
① 丸なすは1cm厚さの輪切りにし、多めのオリーブオイルで両面をじっくりとジューシーに焼く。
② 皿に焼いた温かい丸なすとちぎった生ハムを交互に重ね、中央に東京ブッラータを乗せる。
③ 全体に塩、黒コショウ、エキストラバージンオリーブオイルを回しかけて、チーズを崩しながらいただく。
ジメジメとした梅雨の季節を爽やかに乗り切るために、CHEESE STAND自慢のチーズと、この時期ならではの伝統的な食材を合わせました。梅や山椒の清涼感とチーズのまろやかなミルク感の融合をぜひお楽しみください。











