CHEESE STANDの商品と旬の食材を使った料理アイディア集です。今回は、秋の食材である「里芋」を使った料理のレシピを５つ紹介します。

里芋の旬

里芋は夏に植え付けられ、秋に収穫される根菜で、もっともおいしく食べられる旬は9月から11月です。とくに10月下旬から11月上旬にかけて出回る新里芋は、ねっとりとした粘りと甘味が強く、煮物や汁物、揚げ物などさまざまな料理に向きます。寒さが増すほど甘味が増す品種もあり、秋から冬にかけての食卓を支える冬の味覚として親しまれています。

里芋は親芋に子芋や孫芋がたくさん付くので、「子孫繁栄」や「家族円満」などの願いを込めてお供えします。関東では、冬至にかぼちゃとともに里芋を食べて無病息災を願う地域もあり、秋冬の里芋は単なる食材ではなく、季節の行事や暮らしの文化とも深く結びついています。

里芋の栄養素

里芋は炭水化物を多く含む根菜で、特にでんぷんが豊富です。ビタミンCやビタミンB群、カリウム、食物繊維も含まれており、秋冬に旬を迎えることから、体を温めつつ日々の食事に取り入れやすい食材です。

期待できる効果
でんぷん：エネルギー源として体を支えます
ビタミンC：体調維持や疲労回復に貢献します
ビタミンB群：代謝をサポートし、体の調子を整えます
カリウム：塩分バランスを整えるのに役立ちます
食物繊維：腸内環境を整え、満腹感を持続させます

里芋の見分け方

おいしい里芋を選ぶには、以下のポイントを見ると良いでしょう。

①皮が薄く滑らか
皮に傷やシミが少なく、きれいなものが新鮮です。

②ずっしりと重い
水分が豊富で粘りがある証拠です。

③芽が小さい
芽が大きく伸びているものは鮮度が落ちている場合あり。

④カット済みの場合
果肉が白く、ねっとり感があるものが良い。

日本にある珍しい里芋

上庄里芋
地域：福井県大野市上庄地区で栽培。
特徴：粘り強さと甘味が特徴です。

二子いも
地域：岩手県盛岡市二子地区
特徴：独特の粘りと風味を持つ特産品で、岩手県の秋の風物詩「芋の子汁」の主役。

悪戸いも
地域：山形県寒河江市悪戸地区
特徴：幻の里芋とも呼ばれ、粘り気が強く舌触りはなめらか。長時間煮込んでも煮崩れしにくい。

子姫芋
地域：山形県東根市
特徴：粘りがありなめらかな食感でほのかな甘み。伝統的な芋本来の味わいが楽しめる。

からとりいも
地域：山形県庄内地方
特徴：えぐみが少なく、親芋・子芋・茎・葉まで全て食べられる。

里芋とCHEESE STAND商品を使ったレシピ

里芋と舞茸のクリームリゾット × 出来たてモッツァレラ

里芋のねっとり感と舞茸の香り、モッツァレラのまろやかさが秋の風味を引き立てるリゾット。和風出汁で優しい味に。

手順
① タマネギと舞茸を炒め、米を加えて軽く炒める
② 和風ブイヨンと角切り里芋を少しずつ加えて煮る
③ 火を止める直前に出来たてモッツァレラを加え余熱で溶かす

里芋と梨のカプレーゼ風 × 東京ブッラータ

里芋のねっとり感と甘みのある梨を組み合わせ、ブッラータで濃厚さをプラス。秋らしいフルーティーな前菜に。

手順
① 里芋を蒸して一口大に切る
② 梨を薄切りにして里芋と交互に並べる
③ 東京ブッラータをのせ、オリーブオイルと胡椒で仕上げる

里芋と栗のグラタン × 東京セミハードチーズ

ほっくり里芋と甘みのある栗、濃厚セミハードチーズが絡む秋らしい温かい一皿。表面はこんがり香ばしく、中はクリーミー。

手順
① 蒸した里芋と栗を耐熱皿に入れる
② ホワイトソースをかけ、セミハードチーズをのせる
③ オーブンでこんがり焼く

里芋とかぼちゃのスープ × 出来たてリコッタ

里芋のねっとり感とほっくりかぼちゃを合わせた秋のポタージュ。リコッタのクリーミーさでまろやかに仕上がり、スプーンが止まらない味わい。

手順
① 里芋とかぼちゃを柔らかく煮る
② ブレンダーで滑らかにし、塩・胡椒で味を調える
③ 器に注ぎ、出来たてリコッタをのせる

里芋と柿のデザート × 東京白やなぎ

ねっとり里芋と甘い柿に白やなぎのまろやかさを合わせ、シナモンで香り高い秋のデザートに仕上げる。ナッツを散らすと食感も楽しい一品。

手順
① 里芋を蒸して一口大に切る
② 柿を角切りに加える
③ 東京白やなぎをのせ、ハチミツ、シナモン、ナッツを散らす

旬の食材をCHEESE STANDのチーズとともに、思う存分楽しんでくださいね！