季節のイベント・行事でCHEESE STANDの商品とを使っていただくための料理アイディア集です。今回は、旧正月を祝う「節分」です。CHEESE STANDの商品を使った節分にちなんだ料理のレシピを5つ紹介します。

目次
節分の起源と、現代に受け継がれる行事
節分とは、もともと「季節を分ける日」を意味する言葉で、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日を指していました。なかでも現在一般的に知られているのは、立春の前日にあたる2月初旬の節分です。立春は太陽の動きをもとに決められるため、節分の日付は毎年必ずしも2月3日とは限らず、近年では2月2日になる年もあります。
古代中国では、季節の変わり目には邪気や災いが入り込みやすいと考えられていました。この思想は日本にも伝わり、平安時代の宮中では「追儺(ついな)」と呼ばれる、鬼や疫病を追い払う儀式が行われていました。これが、現在の豆まきの原型とされています。
現代でも節分の日には、全国の神社や寺院で節分会(せつぶんえ)や豆まき神事が行われます。有名な寺社では、年男・年女や著名人が福豆をまき、参拝者に福を分け与える行事として親しまれています。また寺院では、読経や護摩焚きとともに厄除けを祈願する法要が営まれることも多く、節分は一年の無病息災を願う大切な節目の日とされています。
こうした行事と深く結びついているのが、節分ならではの食の習慣です。炒った大豆をまいて邪気を祓い、年の数だけ豆を食べる「年取り豆」は、体に福を取り込むという意味を持ちます。さらに近年定着した恵方巻も、その年の恵方を向いて一本丸ごと食べることで、福を逃さず願いを込めるという、行事食としての役割を担っています。節分の食文化は、祈りと日常の食卓をつなぐ、日本らしい風習といえるでしょう。
節分にちなんだ食文化
節分の食は、厄を祓い、春を迎えるための“縁起”や“意味”と深く結びついています。必ずしも全国共通ではありませんが、時代や地域の中で育まれてきた食のかたちがあります。
炒り大豆
豆まきに使われる大豆は「魔(ま)を滅する」に通じ、邪気払いの象徴。炒ることで芽が出ないようにし、災いが再び起きないよう願います。節分後に年の数だけ食べます。
豆には生命力の象徴としての意味があり、「魔を滅する(魔滅)」という語呂合わせから、邪気を祓う食べ物とされてきました。芽が出ないよう炒った豆を使うのも、縁起を担いだ工夫のひとつです。
恵方巻
節分に恵方を向いて無言で食べることで、福を逃さず一年の幸運を願うとされる行事食。七福神にちなみ、具材を巻き込んだ太巻き寿司で、縁起を担ぐ意味合いが強い料理です。
節分に太巻きを食べる習慣は、大阪を中心とした商人文化の中で広まったといわれています。恵方を向いて食べる、切らずに丸ごと食べるといった作法は、後年に整理され、全国的に知られるようになりました。
いわし料理(柊鰯)
焼いたいわしの頭を柊の枝に刺し、玄関に飾る風習に由来。いわしの強い匂いと柊のとげで鬼を遠ざけるとされ、節分にはいわしを食べて厄除けを願います。
いわしの強い香りと柊のとげで邪気を遠ざける「柊鰯」は、古くから伝わる厄除けの風習です。節分の夜に玄関先に飾る習慣が各地に残っています。
けんちん汁
精進料理を起源とする汁物で、節分の厄落としや体調を整える意味合いから食べられてきました。根菜を多く使い、体を温めながら無病息災を願う家庭料理です。
けんちん汁は、精進料理を起源とする野菜たっぷりの汁物で、冬から春先にかけて食べられてきました。節分の厳密な行事食ではありませんが、季節の変わり目に体を整える料理として親しまれてきました。
精進料理
節分は心身を清め、新しい季節を迎える節目の日。肉や魚を使わない精進料理は、煩悩を抑え、静かに福を迎えるための食事として寺院や家庭で親しまれてきました。
寺院では節分の法要とともに、肉や魚を使わない精進料理が供されてきました。心身を清め、新しい季節を迎えるための食として位置づけられています。
節分を楽しむ、チーズを使った5つのレシピ

出来たてモッツァレラ入り恵方巻
甘辛く煮た定番具材の味わいを、出来たてモッツァレラがまろやかにつなぎ、後味を軽やかに整えます。チーズを主張させすぎず、あくまで恵方巻の延長として楽しめるのが魅力。家族で節分を祝う食卓はもちろん、「今年は少しだけ新しいことを取り入れたい」年の節分にも取り入れやすい一品です。
作り方
①出来たてモッツァレラは水気を軽く切り、細長く裂く。
②巻きすに海苔を敷き、酢飯を広げる。
③中央に穴子、玉子焼き、かんぴょう、しいたけ、きゅうり、モッツァレラを並べる。
④具が崩れないようにしっかり巻き、切らずにそのままいただく。

東京ブッラータと炒り大豆の温サラダ
東京ブッラータは割った瞬間に中のクリームが広がるため、ドレッシング代わりに全体をまとめてくれます。香ばしい大豆と甘みのある冬野菜に、乳のコクが加わり、シンプルながら満足感の高い味わいに。豆まき後の食卓や、節分の日の副菜としても取り入れやすい一品です。
作り方
①かぼちゃとブロッコリーは食べやすい大きさに切り、蒸して温かい状態にする。
②フライパンで炒り大豆を軽く温め、香ばしさを引き出す。
③器に温野菜と大豆を盛り、オリーブオイルと塩で下味をつける。
③中央に東京ブッラータをのせしっかりと塩をし、仕上げにオリーブオイルと黒胡椒を振る。

出来たてリコッタと根菜の白和え風
白和えの豆腐の代わりにリコッタを使い、まろやかでコクのある味わいに。根菜の食感と自然な甘みが引き立ち、体をいたわりたい季節の変わり目にぴったりです。精進料理風の料理で、静かに節分を迎えたい日の一皿としておすすめです。
作り方
①大根、にんじん、ごぼうを下茹でし、水気を切る。
②ボウルに出来たてリコッタを入れ、塩を少量加えて混ぜる。
③根菜を加えてやさしく和える。
④器に盛り、好みで白ごまを振る。

東京白カビチーズといわしのオーブン焼き
節分に欠かせないいわしを、白カビチーズで包み込むことで、臭みを抑えつつ旨みを引き出します。焼くことで生まれる香ばしさとコクが食欲を刺激。ワインと合わせて楽しむ、大人向けの節分メニューとしても活躍します。
作り方
①いわしは頭と内臓を取り、軽く塩を振る。
②耐熱皿に並べ、オリーブオイルをまわしかけ、東京白カビチーズをちぎってのせる。
③オーブン(200℃)で10〜12分焼く。
④焼き色がついたら取り出し、黒胡椒を振る。

東京ブラウンチーズと大豆の甘じょっぱいデザート
炒り大豆の香ばしさと、ブラウンチーズのキャラメルのような甘みが重なる、シンプルながら印象に残る味わい。豆を“食後のおやつ”として楽しむ提案です。節分の締めくくりや、少量で満足したい夜に向いています。
作り方
①炒り大豆をフライパンで軽く温める。
②器に盛り、上から刻んだブラウンチーズをたっぷりかける。好みで少量のはちみつをかけてもよい。
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節分の料理は、決まった正解があるものではなく、地域や家庭ごとに形を変えながら受け継がれてきました。行事の背景を知り、その時季ならではの食材にチーズを加えてを味わうことは、節分の楽しみ方としてもあっていいはずです。










