3つの「チーズが主役!のケーク・サレ」のレシピシリーズ。
最後は、個性的な香りがあるからか「どうやって料理に使ったらいいの?」という疑問も多く寄せられる、ウォッシュタイプのチーズがテーマのケーク・サレです。
「そもそもケーク・サレって何?」という方は、まずはこちらをどうぞ。
ウォッシュチーズで、アルザス風に
(C) CNIEL
「ウォッシュチーズとジャガイモのケーク・サレ クミン風味」
個性的な香りとともに旨みがしっかりしたウォッシュタイプのチーズ。今回は「マンステール」という、フランス・アルザス地方のチーズを使います。
マンステールにジャガイモとクミンは、とても好相性です。豊かな風味で、ボリュームもたっぷり。食事としても食べ応えがあり、リースリングやゲヴュルツトラミネールといった香り高い白ワインはもちろん、キリリとしたロゼワインもよく合います。
材料 18cmのパウンド型 1個分
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 3g
ガーリックパウダー(無添加) 少々
卵 2個
牛乳 50cc
オリーブオイル 50cc
マヨネーズ 20g
塩こしょう 少々
マンステール(ウォッシュチーズ) 70g
グラナパダーノ(またはパルミジャーノ・レッジャーノ) 40g
クミン 大さじ1
ジャガイモ(メークインなど) 2個
玉ねぎ 1個
ベーコン 50g
下ごしらえ
・オリーブオイル大さじ1(分量外)をフライパンにひき、玉ねぎとベーコンをソテーする。
・ジャガイモは皮つきのまま茹で、1cm角程度にカットして、フライパンで軽くソテーし、クミン(トッピング用にも少量とっておく)を加え、軽く塩こしょうをして、冷ましておく。
・マンステールは1cm角程度にカットしておく。
・グラナパダーノは粉状に削りおろしておく。
・型に溶かしバターを塗り、薄く小麦粉をはたいておく。(分量外)
作り方
1. 薄力粉とベーキングパウダー、ガーリックパウダーをボウルで混ぜる。
2. 別のボウルで、卵を溶きほぐし、そこに牛乳、オリーブオイルを少しずつ加え、なめらかになるまで混ぜる。
3. 1.のボウルに2.の卵液を少しずつ加えて、さっくり混ぜる。
4. 3.にマヨネーズを加え、下ごしらえしたジャガイモ、玉ねぎ、ベーコンは、上にのせる分を残し、生地に混ぜる。
5. マンステールの半量と、削りおろしたグラナパダーノを生地に加えて混ぜる。
6. 型に生地を流し入れ、4.でとっておいた具材やマンステールの残りの半量をのせ、最後にクミン少々を散らす。
7. 180℃に温めておいたオーブンで30分焼く。
ワンポイントアドバイス
・焼き時間はオーブンによって調整してください。
・マンステールやクミンの量はお好みで加減してください。
・タイムなどのハーブ(分量外)を添えると、風味も見た目もさらに良くなります。
シリーズでご紹介してきた3種をベースに、お好みでアレンジして、オリジナルの「ケーク・サレ」を作ってみるのも楽しいものです。
年末年始にむけてホームパーティーや持ち寄りワイン会の機会も増えてくるはず。そんな時にぜひお試しください。
- 松井千尋(まつい ちひろ)
- ワインとチーズとおもてなしの自宅サロン Salon de C tamagawaを、東京都大田区にて主宰。「よみうりカルチャー横浜」、自由が丘「プティマルシェ」、企業などでワインとチーズの講師、接遇コンサルタント。
- 14年間勤めた国際線のフライトを通じてワインとチーズに出会い、ソムリエ、チーズプロフェッショナルの資格取得。現在、ワインとチーズを通して、心の豊かさを伝えることを生きがいとしている。2016年ソムリエ協会機関紙 ワインのおもてなしのテーブル 誌上コンテスト1位。
http://chihiro-matsui.jimdo.com/?mobile=1
information sources from Cniel(フランス全国酪農経済センター)/EU(ヨーロッパ連合)
- 「出来たてモッツァレラ」はFRESH CHEESE Delivery(オンラインショップ)で
- 真っ白でぷるん、つるん。
- 東京・渋谷で作られるフレッシュなモッツァレラはミルク感もあって、料理にも最適。オンラインショップでもお求めいただけます。
http://fcd.cheese-stand.com/