お正月休みを終え、明日から出勤という方も多いのではないでしょうか。2018年も「チーズで毎日をちょっと楽しく」をテーマにしたこのWebマガジン、CHEESE Media(チーズメディア)をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、三ヶ日に美味しく堪能した「おせち料理」もちょこっとだけ余ってしまって・・・という方はいませんか。おせち料理の定番ですが、少し余ってしまいがちな3つの食材を、手軽で簡単なチーズトーストにアレンジする方法をお伝えします。
無駄にすることなく、最後まで美味しく、豊かに。
関西の方はよくご存じの“始末(しまつ)”の精神で、仕事始めのためのエネルギーチャージ、いや、チーズチャージをしてみましょう。
伊達巻&ブルーチーズ。甘じょっぱさがたまりません。
ブルーチーズは、ピリリとした刺激としっかりした塩味があるものが多いので、はちみつやドライフルーツを添えて食べるのが定番です。そこで今回は、じんわり甘い「伊達巻」とゴルゴンゾーラを組み合わせてみました。
ピリリとしたゴルゴンゾーラの風味と塩気、伊達巻の豊かな卵の味わいと甘みは美味しいハーモニーを奏でてくれます。大人の“フレンチトースト”のようなペアリングなので、実はお酒にも合います。
【作り方】
- 伊達巻を薄め(厚さ1cm未満)に切って、パンにのせる。(カンパーニュタイプのパンが味わい深くておすすめ)
- 小さめにしたブルーチーズを適量のせる。
- トースターで3分ほど焼いて出来上がり。(伊達巻が焦げ付かないように注意してください)
旨みの重ねワザ。昆布巻&コンテチーズ。
昆布巻はもちろん、田作りや佃煮は、コンテやグリュイエールといった、あまりクセのない熟成タイプのハードチーズとの相性が抜群なのです。
甘じょっぱい味付けで、昆布や魚のうま味成分が高い日本のお惣菜と、熟成でうま味が高まったハードタイプのチーズ。美味しさはもちろん、相乗効果で栄養満点です。
【作り方】
- パンに昆布巻をのせる。(先にパンに少しオリーブオイルを塗っても美味しいです)
- カットしたコンテチーズを適量のせ、トースターで3分ほど焼く。(チーズがやんわり溶ける程度が目安です)
- お好みのハーブを添えて出来上がり。(三つ葉や大葉でもOK)
黒豆&リコッタで、和のおやつトースト。
ホワッとしたミルクの甘みが美味しいリコッタに、煮豆ならではの食感が美味しい黒豆を。やさしい味わいのペアリングなので、パンはシンプルな食パンがおすすめです。
やさしい甘さだけで味がぼやけないように、仕上げにひと工夫。黒胡椒を挽き、きな粉をかけて、ほんの少しだけ、はちみつかメープルシロップをたらすと、味が決まります。
【作り方】
- パンにリコッタをのせる。(塗りつけるようなイメージで)
- 黒豆を適量のせ、トースターで2分半ほど焼く。(リコッタは溶けないチーズなので要注意)
- お好みで、黒胡椒、きな粉、はちみつ(またはメープルシロップ)をかけて出来上がり。
他にも、例えば昆布巻や田作りの代わりに、小海老のつや煮&コンテチーズも美味しいですし、リコッタの和トーストには栗きんとんを使ってもよし。
和の惣菜とチーズとパンがあれば、手軽に作れますし、そこにちょっとした工夫をするだけで、その可能性はさらに広がります。おせちの美味しい“始末(しまつ)”。チーズトーストで楽しんでみませんか。
text and photographs by 佐野嘉彦
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