トルタ・カプレーゼ、リコッタクリーム添え|簡単レシピ

出来たてリコッタをたっぷり使って作るクリームは、ミルクの甘いコクが優しくて軽やか!パンケーキや焼き菓子によく合います。今回はバレンタインが近いので、このクリームによく合うイタリアの伝統的なチョコレートケーキ、アーモンドの粉で作る「トルタ・カプレーゼ」をご紹介します。

このお菓子は、南イタリアのカプリ島が発祥ですが、大変興味深い誕生秘話があります。うっかり小麦粉を入れ忘れて作ったケーキをマフィアのお客様に出してしまい、困って怯えていたシェフの予想に反して「美味しい!」と大絶賛してくれたのだとか。また、グルテンフリーのお菓子としても注目され、シンプルな材料で簡単に作れるところも魅力です。

 

材料(直径15cmラウンドケーキ型1台分)

【トルタ・カプレーゼ】
チョコレート 100g
無塩バター 80g
砂糖 80g
卵 2個
アーモンド粉 100g
ラム酒 適宜

【リコッタクリーム】
出来たてリコッタ 100g
生クリーム 50ml

【その他】
粉砂糖 適量
レモンピール又はレモンジャム 適宜

 

作り方

1. チョコレートと無塩バターを細かく切り、耐熱ボウルに入れて湯煎で溶かします。

2. 1のボウルに砂糖、卵、アーモンド粉を順に入れ、その都度混ぜます。

3. オーブンシートを敷き詰めたケーキ型に流し入れ、180℃に予熱したオーブンで40分程焼きます。

4. ケーキが焼けたら、熱いうちにラム酒を掛けます。冷めたら型から外し、茶漉しで粉砂糖をふります。

5. 生クリームを6~7部に泡立て、そこへ出来たてリコッタを加えて滑らかなクリームを作ります。

6. 食べる時に4のケーキを切り分け、5のリコッタクリームをのせます。あればレモンピールかレモンジャムを添えましょう。

 

ワンポイントアドバイス

・シンプルなケーキなので、使う材料で味に差が出ます。チョコレートはカカオ70%以上のビターなクーベルチュールチョコレート、バターは発酵やカルピスバターするとリッチな味になります。
・ケーキが焼けた後すぐにオーブンから出すと、温度差で焼けた生地がへこみがち。オーブンの扉を僅かに開けた状態でゆっくり冷ましてからケーキを取り出しましょう。
・ラム酒がなければ、グランマニエやバニラエッセンスでも可です。リモンチェッロ(イタリアのリキュール)もお勧めです。
・粉砂糖を熱いうちに掛けると溶けてしまうので、ケーキが冷めてからにして下さい。
・レモンピールの代わりにオレンジピールなどでもOKです。

 

小野孝予
小野孝予(おの たかよ)
食トータルデザイナー。株式会社クオリア取締役社長、料理教室クオリア主宰。航空会社での勤務後、料理学校やフードコーディネーター養成スクールなどで料理、レシピ開発、フードスタイリングを学び、2006年、横浜市青葉区の自宅にサロン形式の料理教室を開設。また、ソムリエ、チーズプロシェッショナルとして、ワインやチーズの講座も開催する傍ら、コラム執筆やレシピ紹介、企業へのレシピ開発も行う。百貨店でのイベント講座や テレビ・ラジオなどの様々なメディアにも出演。
Web www.qualia-cooking.com/
Blog ameblo.jp/qualia-yokohama/
Instagram www.instagram.com/takayo.ono/

 

 

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