チーズや料理を美味しそうに撮影する、3つのコツ

チーズ料理の写真ワークショップ

美味しいものは、写真に収めたくなる。

でも、あまり上手に撮れなくて、とりあえず、アプリの画像加工フィルタでごまかしてしまう・・・なんて方も多いのでは?スマホでも、一眼レフでも、基本的なコツをまず押さえることが大事。そうすれば、写真のクオリティは格段にアップします。

そこで、チーズと“化学反応”を起こしてくれる「&」なものを題材としたイベントシリーズの第3弾は、「美味しそうなフードフォトの撮り方を学ぼう!」をテーマに開催。

10名限定のワークショップ形式で、CHEESE STANDのフレッシュチーズや料理をいつも美味しそうに撮ってくれる写真家、石原哲人さんにそのコツを教わりました。

 

石原哲人

石原哲人さん

大学生時代、友人の影響で写真サークルに入る。県内外大学生有志によるフリーペーパーを作り、カメラマンを担当。大学卒業後、広告代理店に勤務。営業および制作に携わる。3年間勤めるがその中で、本格的に写真の道に進むべく、退社。写真専門学校に入り、並行してカメラマンアシスタントとして活動。専門学校卒業後、都内写真スタジオに約4年勤務した後、フリーカメラマンとなり現在に至る。

 

チーズ料理の写真ワークショップ

料理家や生産者とのつながりを大切に、食とそこに集う人々を撮ることをライフワークのひとつに掲げている石原哲人さん。この日も、食に関心の高い参加者のみなさん一人ひとりに語りかけるように、撮り方のコツを丁寧に教えてくれました。

 

1.  色味を決めるためにも、光源は1つに

チーズ料理の写真ワークショップ

窓から入る自然光に、お店での照明・・・。

食べ物を照らす光が重要だということは、みなさんもお分かりかと思いますが、それを1つにしておく、つまり、自然光と室内照明などの複数の光が混ざらないようにしておくということがポイントだということを、ご存じでしょうか。

美味しそうに見える写真にとって大事な要素のひとつに「色味」というものがあります。撮影後に、彩度やコントラスト、そしてスマホの画像編集機能にもある“色かぶり”などを活用して、色味を調整するにしても、撮影時の「光源」がミックスしてしまっていると、どう調整しても、“何だか決まらない”印象で、“ちょっと気持ち悪い感じ”の写真になってしまうのだそうです。

このワークショップは夜に開催されたため、自然光はなし。石原さんが照明機材をセッティングして、自然光に近い光を当てて、みなさんは撮影に取り組みました。

 

2. 光の角度が生むシズル感

料理写真では、オードソックスなライティング(照明の当て方)があるのだそう。それが「半逆光」とよばれるものです。

「逆光」はみなさんご存じですよね。撮影しようとするモノの後方から光が当たっている状態で、ドラマチックな雰囲気を演出する効果はありますが、美味しそうな雰囲気を出すことは難しいのだそうです。

逆光の写真
(素材提供:石原哲人さん)

「逆光」で撮影すると、こんな感じになります。

「逆光」とは反対に、正面から光が当たっている状態が「順光」。「順光」で撮影すると、食べ物をはっきりと写すことができるわけですが、コントラストがなくなり、のっぺりとした印象になるので、これも美味しそうな写真にしていくためにはあまり適しません。

そこで、オーソドックスとなるのが「半逆光」。横側から光が当たっている状態で、料理に光沢感が生まれ、より「美味しそう!」という感情をもたらす“シズル感”も備わってくるのだそうです。

半逆光の写真
(素材提供:石原哲人さん)

 

3. センスは、構図で決まる?

さらに、美味しそうな写真の印象を左右するのが「構図」です。あえて平面的に、真俯瞰(真上から全体を見下ろすアングル)で撮る写真もおしゃれな雰囲気があって人気ですが、ここでは斜俯瞰(斜めから撮る、一般的なアングル)で撮影する場合のコツを伺いました。

チーズ料理写真のワークショップ

美味しそうなものを撮影しようとして、ついついやってしまうのが、その食べ物をど真ん中に据える構図。安定的な印象ですが、“シズル感”は今ひとつになってしまいます。

コツは、対象となる食べ物を中心から少し斜めにずらした配置にし、あえて写真の中に空間をとること。ちょっとしたことですが、グッとセンスの光る写真に近づいていきます。

 

フレッシュチーズが撮れれば、何でも対応できる

CHEESE STANDオールセット
(撮影:石原哲人さん)

「フレッシュチーズは真っ白だから、撮るのが難しい」と石原さん。だからこそ、光源を1つにすることはもちろん、光の角度でツヤと陰影をつけ、構図を捉えることが重要なのだそうです。「でも、言い換えれば、フレッシュチーズが上手に撮れるようになったら、いろいろな料理も上手に撮れるようになる、ということだと思います。」

 

最高のクオリティを求めれば、さまざまなセッティングや機材が必要になっていくわけですが、基本とちょっとしたコツを知っていれば、普段撮影する写真は変わり、チーズや料理を撮るのがもっと楽しくなっていくはずです。

学びとともに、美味しさや楽しみが広がる「&」な世界。

ワークショップ後は、参加されたみなさんでこの日撮影したブッラータやリコッタを試食。チーズが紡ぐ「&」な時間は、この日もあっという間に過ぎていきました。

 

text and photographs by 佐野嘉彦(CHEESE Media 編集長)

 

チーズがつなぐ「&」な世界

チーズケーキ?それとも、ブッラータ? プロの技でチーズが変身。 〜「PATH」後藤裕一さん〜

フレッシュチーズから始まる!パンケーキ&料理の夕べ 〜菜園料理家 藤田承紀さん〜

チーズや料理を美味しそうに撮影する、3つのコツ 〜写真家 石原哲人さん〜

“トマトの香りがする”シチリアのオリーブオイルを知っていますか? 〜ルーチョ・スケンバリさん〜

 

mozzarella
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