ブルックリンでチーズを堪能|朝食からおつまみまで

eggs rothko

「チーズで毎日をちょっと楽しく。」

これは、CHEESE Mediaのテーマでもありますが、新たな食の楽しみ方やトレンドを生み出すニューヨークのブルックリンでは、日常のなかで実際にどのようにチーズが食べられているのでしょうか。

そこで今回は、朝から夜まで、1日の流れを追いながら、ブルックリンで楽しめるチーズメニューをご紹介したいと思います。

 

モーニングは、とろけるチーズ&卵、そして最高のブリオッシュで

オムレツに、パンケーキに、グラノーラ……おいしいモーニング・メニューが目白押しなのが、ウィリアムズバーグにあるEgg Restaurantです。なかでも一度は絶対に食べてほしいのが「Eggs Rothko(エッグ・ロスコ)」というメニュー。

eggs rothko

バター香るブリオッシュのうえに、チェダーチーズと卵。ブリオッシュは、マンハッタンで多店舗展開していて、多くのチーズ専門店でもテイクアウトメニューで使っているAmy’s Breadのものです。

ナイフを入れるとチーズと卵がトロリ。まさに至福の時間が訪れます。付け合わせは、トマトとベーコンが定番ですが、ケールサラダをチョイスすることも可能です。

そして、テーブルに敷かれている紙製のテーブルクロスは、クリエイティビティに溢れたウィリアムズバーグのお客さんのためのキャンバスにもなります。

美味しい朝食を食べ、食後はテーブルに置かれたクレヨンで自由にアートタイム。週末の朝は家族連れも多く、老若男女が楽しめるこんな仕掛けにも心が踊る一軒です。

※2017年4月、海外初進出となる店舗が東京・池袋にオープン。
〒171-0014
東京都豊島区西池袋 2-37-4 としま産業振興プラザ IKE・Biz
Tel: 03-6811-1162
営業時間: 8:00~21:00

egg restaurant

 

Egg Restaurant

http://www.eggrestaurant.com/

109 N 3rd St, Brooklyn, NY 11211
営業時間 月〜金: 7-17 | 土・日: 8-17
Tel: 718.302.5151

 

サラダランチにも欠かせない、チーズトッピング

今、ニューヨークのランチは、お腹いっぱいになるビッグサイズのサラダが人気。グルテンフリーやヘルシー志向の流れのなかで、食の安心・安全、そして地産地消の考え方を見事に取り込みながら、全米で店舗展開しているのが「sweet green」です。

トッピング食材にチーズがあり、その種類もひとつではありません。時期によっても変わるようですが、ギリシャ発祥のフェタチーズや、山羊のフレッシュチーズ、定番のバルメザン、ホワイトチェダーなど、もとはヨーロッパで生まれたタイプであっても、アメリカ国内で作られているチーズが、サラダのトッピング用に取り揃えられています。

salad strawberry fields

写真は「Strawberry Fields」というメニュー。ビートルズの名曲をもじったネーミングのサラダで、その名の通り、イチゴがあり、ケールやセロリといった野菜、ルッコラやミントといったハーブをベースに、フェタチーズや山羊のフレッシュチーズがトッピングされています。

sweet green blackboard

食材ごとに生産者を店内に設置した黒板に明記したり、店の哲学を言葉やアートで表現。東京でもサラダ専門店が出来ていますが、こうした店づくりや演出、メニューのバリエーション、価格などあらゆる面で、このチェーン店はかなり先を行っていると思います。

sweet green

直接来店しての注文方法は、日本でもおなじみのサンドイッチチェーン店、SUBWAYと似ていて、好みの具材をカスタマイズすることもできます。さらに、店オリジナルのアプリの機能が充実。引き取り時間を設定できる事前オーダーが可能で、クレジットカード情報を登録することで、決済もキャッシュレス。“サラダ界のUBER”といったところでしょうか。

 

sweet green
http://www.sweetgreen.com/

・Williamsburg
162 N 4th St, Brooklyn, NY 11211
営業時間 毎日: 10:30-22:30
Tel. 347.987.3863
※ほか、アメリカ国内各地に店舗あり

 

週末のおやつは、アツアツ&トローリのモッツァレラ

土日に開催されるローカルフードの屋台祭りとしてすっかり有名になったスモーガスバーグでは、こんなスナック的チーズメニューも。

mozza stick

スティック状にカットしたモッツァレラチーズをスパイス入りの衣を付けて揚げた「Mozz Stick」。ピリ辛なトマトソースをつけて食べる、まさにお祭りの屋台的な食べ物です。

揚げたてのアツアツを食べると、トローリビヨーンとモッツァレラが伸びるフィンガーフード。会場内にはブルックリンメイドのクラフトビールも売っていますので、ついつい買わずにはいられなくなります。

big mozz

この「Mozz Stick」を作っていたのは、ブルックリンで創業したBig Mozzというベンチャー企業。高品質な手づくりモッツァレラを、職人文化の根づいたブルックリンから世界に広げていこう!という夢をもって創業。ケータリングやワークショップも開催しながら、2015年からスモーガスバーグに出店しているそうです。

 

Big Mozz

http://www.bigmozz.com/

 

北欧スタイルのチーズをつまみ、クラフトビールを味わう

ウィリアムズバーグから公園を挟んだところにあるグリーンポイントというエリア。ここに、本格的なデンマークスタイルのビアバーがあります。

壁には、クラフトビールを注ぐタップが21本も。初めての人とも打ち解けやすいカウンタースタイルで、様々な味わいのビールが楽しめます。

torst beer cheese plate

ビールのお供のチーズプレートも、北欧の文化を匂わせながら、ローカルフードを大切にするブルックリンらしいこだわりがいっぱい。デンマークの黒くてクリスピーなライ麦パンとオリーブとともに供されたこの日のチーズは3種ありました。

まずは、酸味とうま味のバランスが楽しめる、熟成タイプのチェダーチーズ。チェダーの発祥はパブ文化でおなじみのイギリスです。

2つ目は、ビール大国であるベルギーに程近いフランス北東部の伝統チーズ「マロワール」に良く似たウォッシュチーズ。でもマロワールよりも穏やかな風味で、北欧スタイルのビールとの相性は抜群でした。

そして3つ目は、デンマークで開発された「ダナブルー」に似た青カビチーズ。でも本国のそれよりもかなりうま味がしっかりした美味しいチーズでした。

残念ながら銘柄までは教えてもらえませんでしたが、どれもアメリカ国内の農家製チーズとのこと。ブルックリンとデンマークという異なるテロワールが見事に融合した店で味わう、チーズ&ビール。気軽に楽しめるので、一人旅の方には特におすすめです。

 

TØRST
http://www.torstnyc.com/

615 Manhattan Ave., Brooklyn, NY 11222
営業時間 日〜木: 12-24 | 金・土: 12-26
Tel: 718.389.6034

 

チーズをパンに、サラダに、スナックに、そしてもちろんお酒のお供に。

でも、そこには「この店のこのパンでなくては!」「この人が作った野菜と一緒に!」「手軽に楽しむためにはこんなメニューを作ってみよう!」「テロワールも大切に!」といった、こだわりや一工夫がチーズとともに反映されています。

組み合わせる食材や見せ方のなかで、何かひとつ、自分の好きなモノやコトをミックスしてみると、身近で、楽しい、自分なりのチーズの新しい楽しみ方が見つかるのかもしれません。

 

text and photographs by 佐野嘉彦(CHEESE Media 編集長)

 

ニューヨーク・チーズ紀行(全5話)

vol.01「ニューヨークのおすすめチーズショップ6選」

vol.02「ニューヨークでは定番に!フレッシュチーズの前菜4選」

vol.03 「朝食からおつまみまで!ブルックリンでチーズを堪能」

vol.04 「世界最優秀ソムリエに聞く!ワインとチーズ料理のペアリング」

vol.05 「ニューヨークで探究「ナチュラル・フレーバー」って何だろう?」

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